藤井技術研究所
社会に役立つ技術アイデアを提供します
代表
理学博士 藤井 忠生
事業内容
当研究所は、社会に役立つ発明を創作、特許化し、その発明を評価して頂けるメーカー様とライセンス契約を結び、メーカー様には製品化と、当該製品の販売を行って頂くことで、社会的貢献を図ると同時に、互いにWin-Winの関係が築けるようにすることを理念として、事業展開を行っております。
提供する技術アイデア
地熱発電ユニット
(特願2022-197554)
ハイブリッド型発電装置
(特願2023-50682)
災害時に、ライフライン、例えば、送電網が遮断され、
電力供給がストップすれば、避難生活に大きな支障を
きたす
➡送電網から独立した発電装置(オフグリッド発電装
置)の提供が社会から要請
脱炭素化、持続可能な社会の実現が世界的な課題となっており、自然エネルギーを利用した発電装置の提供が社会から要請
これらの要請に応える
■ 地熱発電ユニット
原理
グラフは、西日本の年間を通じた地表温度と地中温度分布を示しています。
グラフからわかるように、地表温度は気温の変動に伴って大きく変化するのに対し、地下5~9m地点の温度は年間の平均気温付近でほぼ一定です。
そこで、地下5~9m地点と地表との間、及び地表と大気との間の温度差を利用して、熱電変換モジュールを用いて発電を行います。
構成
1.熱交換体(板)
2.熱電変換モジュール
3.伝熱体
4.断熱材
パーツは4つのみで
極めてシンプル
動作
一般的構成
2階部分
地表層と気温との温度差を利用して発電
1階部分
地表層と地中との温度差を利用して発電
全部をヒートパイプとした構成
2階部分
地表層の温度>気温の時に高効率で発電
1階部分
地中の温度>地表層の温度の時に高効率で発電
適用例1
(信号機の電源)
従来の災害時
停電➡信号機停止➡警察官の出動
手信号による交通整理
本件発電ユニットにより、
停電しても信号機は稼働
適用例2
(信号機の電源)
地下の状況により、信号機の支
柱の埋設部分が短く、地熱発電
ユニットを支柱に直接取り付け
られない場合には、信号機の制
御ユニットに地熱発電ユニット
を組み込み、そこから信号機に
電力供給することもできます。
適用例3
(街灯の電源)
従来は、災害時の夜間、街灯は停電により消灯しているおそれ➡二次災害の危険性が高まる。
本件ユニットにより、停電時でも
夜間に街灯は点灯
➡二次災害の発生を防止
適用例4
(高速道路灯の電源)
高速道路の高架下のスペースに地熱発電ユニットを設置し、高速道路の道路灯の電源にする
高架下空きスペースの有効利用
適用例5
地熱発電ユニットを太陽光発電所の太陽光パネルの下側空きスペースに設置します。
メリット
1.災害に強い、オフグリッド発電装置の提供
2.自然エネルギー(地熱)を利用 ➡脱炭素化に寄与
3.構造が極めてシンプル ➡低コストで製造可能
4.地面に埋設するだけ ➡低コストで施工可能
5.ほぼメンテフリーで運転可能 ➡低ランニングコスト
デモ機(実験機)
熱電変換
モジュール
スペック
熱電変換モジュール(40✖40mm、変換効率約4%)6個
➡それぞれ3個直列接続した2組を並列接続
ヒートパイプ(10Φ✖190mm) 24本
➡4本ずつ束ねたものを6組作製し、それぞれを各熱電変換
モジュールに割り当て
銅板(0.8✖200✖200mm) 2枚
➡上下に配置した銅板の間に熱電変換モジュール
とヒートパイプの組を挟み、互いに圧接させて固定
下側銅板が40~50℃、上側銅板が室温(23℃前後)に
維持された状態で、DC-DCコンバータを介して約1Wの出力
が得られた。
■ ハイブリッド型発電装置
電力需要に応じ、より大きな電力量が必要と
される場合には、地熱発電ユニットに、従来
の太陽光パネル(太陽電池)を追加して取り
付けて、地熱発電+太陽光発電のハイブリッ
ド型発電装置を提供します。
ハイブリッド型発電装置においては、従来の太
陽光発電のデメリット(夜間、日照量が弱い日
等に発電できない)を地熱発電によってカバー
することもできます。
適用例1
郵便ポストにハイブリッド型発電装置を組み込みます。
適用例2
一軒家及び集合住宅の宅配ボックスにハイブリッド発電装置を組み込みます。
適用例3
街灯やバス停留所のデジタルサイネージにハイブリッド発電装置を組み込みます。
■ マルチハイブリッド型発電装置
十分な風力があれば、さらに風力発電も行うことができます。
適用例
(バス停留所のデジタルサイネージ)
適用例
(病院や災害時避難所)
藤井技術研究所
Address:京都府京都市伏見区深草
URL: https://fujii-teclab.com
地熱発電ユニット及びハイブリッド型発電装置に関するお問い合わせは、下記メールアドレスまでお願いいたします。
Email: G.P.unit33333@gmail.com